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2008年11月24日 (月)

読書録 ver.9

著)宮部みゆき 「ブレイブストーリー」読了。

ジャンルとしては児童文学に入るのだろう。
ファンタジー小説だけども、リアルな文章は読み応えあり。
「ドラゴンランス戦記」や「指輪物語」のようにどっぷりつかり込むという訳ではない。
主人公のワタル(魔神英雄伝を思い出したのは、ここだけの話だ)が
幻界と現世を跨ぐという設定が、バランスを上手にとっているように思った。

現世を変えるという願いを持って幻界に旅立った主人公が、
様々な出会いとともに成長していくというのが粗筋。

児童期・青年期の発達課題として挙げられるような物がてんこ盛り。
‘bad’と‘good’の統合、自我同一性の確立(自他の境界)
メタ認知や自己への洞察などなど。
そんなcrisisを達成していくのだから、健康的という意味でのハッピーエンドに帰結する。

2週間楽しませていただきました。ごちそうさまでした。

要はゲド戦記に似ているってこった。

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