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2008年6月13日 (金)

読書録 ver.2

これも入院中に読んだ本。
「心理療法・失敗例の臨床研究 その予防と治療関係の立て直し方 」 著:岩壁茂 金剛出版
各種心理療法に共通する治療関係における考察は読み応えあり。
心理療法の失敗・成功というテーマで論文がたくさん書かれているのは知らなかった。
げに恐ろしきは無知なり。
治療関係というと、分析~力動系の面接者に向けた書物と思われるかもしれない。

だが、ちょっと待って欲しい。当たり前の話だが、心理療法は対人関係の中で行われる行為である。
だからこそ、どんな方法を使うにせよ治療関係を考慮しないわけにはいかない。
行動療法だろうが精神分析だろうが、被援助者が存在しなければ、成立しないのだ。
いわゆる治療契約とか治療同盟と呼ばれるやつだ。

行動療法で治療関係に言及しているものはあるのだろうか?と唐突に気になって
「行動療法 治療関係」でたった今ググってみたけど、出てきたのは認知行動療法がほとんどだった。
行動療法ではアセスメントをする際に「治療関係なんぞは作れて当たり前」というスタンスなのだろうか?
この点はよく知らないので、どなたか突っ込んでいただけるとありがたいです。

本題に戻ろう。
今は手元にないので(実は、職場で購入した書籍なのだ)、内容が違うのかもしれないが
記憶は変成するので勘弁して欲しい。
「セラピストの原初的傷つきやすさ」についての記述を若手の面接者は一度は読んでおくべきだと思った。
きっと「あ、自分だけじゃない」って安心できるはずだから。

おもしろく、興味深く読めました。

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